基本のミネラル 鉄

2022-02-02

鉄といえば、貧血!です。

私も、隠れ貧血症のひとりです。

老齢のペットも意外と貧血気味です。

 

身体の中で、鉄はヘム鉄として、タンパク質と結合していて(ヘモグロビン)、主に赤血球の中で酸素を運ぶ役割を担っています。もうひとつ、筋肉の中にあるミオグロビンもヘム鉄から構成されています。ミオグロビンは血液中から酸素を受け取り筋肉内蓄える役目をしています。

 

余剰分は脾臓や肝臓、骨髄に蓄えられていきます。

身体の中で赤い色は酸素とむずびついたヘム鉄の色なんですよ。

 

 

食品中の鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄があり。動物性食品に多く含まれるのがヘム鉄、植物性食品は非ヘム鉄になります。ヘム鉄のほうが吸収がいいので貧血のためには積極的にとったほうがいいですね。多く含まれる食品には、魚介類、レバー、豆類、海藻類です。コメぬかには意外と多くの鉄分が含まれてます。

 

米ぬかをペットの手作り食に取り入れようと思ったら、意外とリンも多いので、カルシウムも忘れずに加えてあげてください。

 

食品中の鉄は小腸で吸収されます。ヘム鉄は吸収されやすい(20~40%)のですが、非ヘム鉄を吸収するには一度可溶性変化をしなくては取り込めないので、ビタミンCやタンパク質、酸などの手助けがいります。非ヘム鉄の吸収率は数%です。

 

では、不足したらどうなるのでしょうか?

血液中の酸素運搬能力が減ってしまうので、いろいろなところに影響が出てきます。

記憶力、運動能力、思考力の低下と皮膚にも!

シミ、しわ、抜け毛、爪の変化(弱くなったり、横線が入ったり、反ったり)

大変大変!!

 

レメディ紹介、Ferr-p/ ファーランーフォス/リン化鉄

 

静脈循環。うっ血。陽気で興奮気味でおしゃべりか、楽しいことに無関心。激しい耳の痛み。首や背中の筋違い。長引く発熱。感染性の発熱。炎症の初期に。いろんなところの出血-便、鼻。咽頭炎。しきりに出る咳。脈は速くドキドキしている。ひりひりする感覚。夜や発汗を抑えることで調子が悪くなる。

今は流行っている風邪にもあいそうです。

 

 

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