心臓病の時にも、身体を緩めてあげましょう

2023-08-24

心臓の働きは全身へ血液を巡らせるポンプの役割があります。血液は酸素を運搬していますが、陽のエネルギーも運んでいます。陽気は熱や火といったものをもち、各臓腑が機能する力を促していきます。

 

呼吸がスムーズにできないときは、熱の発散もうまくいかなくなります。夏は陽気が高まる季節です、身体の熱の流れも滞りやすいので、不調のある部分にうっ滞が現れます。

 

 

さて、心臓が悪いから呼吸がしにくいのでしょうか?

 

もしかしたら呼吸がうまくできていないから心臓が悪くなったのかもしれません。呼吸をするには肺が上手に膨らまないといけません。胸郭を広げることで、中に存在している肺が大きく膨らんで酸素と二酸化炭素の交換を十分にすることが出来ます。

胸郭を広げたり縮めたりするには僧帽筋、菱形筋、脊柱起立筋、外内肋間筋、小胸筋、前鋸筋、外内腹斜筋、などといいった様々な筋肉が関わってきます。

 

また、人は深呼吸を意識的にすることが出来ますが、動物には難しいものになります。

 

そのために、ゆったりと呼吸をさせてあげるには、後頭部から肩回りと肋骨や背筋、脊椎の柔軟性が欠かせません。骨格筋の調整によって全身へも血流も流れやすくなります。

 

 

 

 

 

 

 

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